★大宇陀は古くから薬草の栽培が盛んで、漢方薬の問屋がありました。「桃岳庵(とうがくあん)」は、薬園の創始者である賽郭(さいかく)が、晩年薬草を観察したり、図譜を書いたりしたと伝えられる建物で、建築は1749年とされています。
賽郭がここで記した図譜は、「松山本草全十巻」で、鮮やかな原色で描かれ資料館に展示されています。
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大宇陀区西部の本郷区には樹齢300年とも言われている通称「瀧桜」と呼ばれる見事な枝垂れ桜があります。戦国武将「後藤又兵衛」の伝説と後藤家の屋敷跡にあることから「又兵衛桜」とも呼ばれています。高さ13m、幹周り3mを超える桜の巨木が大きな枝を広げ薄桃色の花を咲かせる4月上旬〜中旬の開花に合わせて「桜まつり」が開催され、例年数万人の花見客で賑わいます。 |