まちなみは道に沿って川のせせらぎが流れ、錦鯉が、優雅に泳ぐ。豪商達の本宅が並ぶまちなみである。街路のせせらぎから白壁の土塀の下をくり抜き、屋敷内に水を引き込み、屋根を掛け生活用水として洗い場や防火用水とした活用した「川戸」があります。
せせらぎを導入した”かわと” |
蔵の漆喰壁を保護するために琵琶湖の廃舟を蔵の腰に貼りつけた「舟板塀」が見られるのも特長です。主要な商家に、旧外村宇兵衛家、外村繁家があります。前者は呉服類の販売で全国長者番付に名を連ねるほどの豪商であり。後者は分家で繁氏は文学者として小説「筏」(野間文学賞)はじめ多くの作品を残しました。旧中江家は、大陸に13店鋪の百貨店チェーンを所有する百貨店王であったが敗戦と共に消滅しました |